GLOSSARY
用語辞典
GA4のことばをカテゴリ別に、やさしい言い換えつきで解説します。
基本のことば
- GA4ジーエーフォー
- Google Analytics 4。Googleが無料で提供するアクセス解析ツールの現行バージョン。旧バージョン(ユニバーサルアナリティクス)は2023年に計測終了しました。
- プロパティぷろぱてぃ
- GA4の計測単位。通常はWebサイト1つに1プロパティ。本ツールで選択するのもこの単位です。
- セッションせっしょん高いほど良い
- サイト訪問のひとまとまり。30分間操作がないと区切られます。「訪問数」とほぼ同じ意味です。
- ユーザー(総ユーザー)ゆーざー高いほど良い
- サイトを訪れた人の数。同じ人が何度来ても1人と数えます(正確にはブラウザ単位なので、スマホとPCで来ると2人と数わります)。
- 表示回数(PV)ひょうじかいすう高いほど良い
- ページが表示された回数。1人が3ページ見れば3回。昔からある「ページビュー(PV)」と同じです。
- イベントいべんと
- GA4の計測の最小単位。ページ表示・クリック・スクロール・購入など、すべての行動が「イベント」として記録されます。
- ディメンションと指標でぃめんしょんとしひょう
- ディメンション=データの切り口(チャネル・ページ・地域など)、指標=数値(セッション・CVRなど)。レポートはこの2つの掛け合わせでできています。
集客・流入経路
- チャネルちゃねる
- 訪問経路の大分類。Organic Search(自然検索)、Paid Search(検索広告)、Direct(直接)、Referral(他サイトのリンク)、Organic Social(SNS)など。
- 参照元/メディアさんしょうもと/めでぃあ
- 訪問経路の詳細。「google / organic」ならGoogleの自然検索、「google / cpc」ならGoogle広告。スラッシュの前がどこから、後ろがどうやって、を表します。
- Organic Search(自然検索)おーがにっくさーち高いほど良い
- 検索結果の広告以外の部分から来た訪問。SEO(検索対策)の成果で、無料で増やせる貴重な入口です。
- Direct(直接訪問)だいれくと多いと要注意
- 参照元が分からない訪問。ブックマーク・URL直接入力のほか、計測パラメータが付いていないメールやアプリからの流入も含まれます。全体の40%を超えると計測不備の疑いがあります。
- Referralりふぁらる
- 他のWebサイトに貼られたリンクから来た訪問。どのサイトかは参照元/メディアで確認できます。
- リスティング広告りすてぃんぐこうこく
- 検索結果に出すクリック課金型の広告。GA4ではPaid Search(google / cpcなど)として表示されます。
- UTMパラメータゆーてぃーえむ
- リンクに付ける計測用の目印(utm_source等)。メール・SNS・QRコードのリンクに付けておくと「どの施策から来たか」が正しく分かります。
- (direct) / (none)だいれくとのん多いと要注意
- 参照元情報がまったく取れなかった訪問の表記。Directチャネルの中身はほぼこれです。
- Unassignedあんあさいんど多いと要注意
- GA4がどのチャネルにも分類できなかった訪問。UTMパラメータの書き方が独自ルールだと増えます。
成果(コンバージョン)
- キーイベントきーいべんと
- 成果として指定したイベント。旧称「コンバージョン」(2024年に名称変更)。購入・問い合わせ・資料請求などをここに設定します。
- CVR(コンバージョン率)しーぶいあーる高いほど良い
- 訪問のうち成果につながった割合。高いほど「来た人をムダにしていない」ということ。一般的にECで1〜3%、問い合わせ系で0.5〜2%程度が目安ですが、商材や集客の質で大きく変わるため、他社より「自分の先月」との比較が大切です。
- eコマース計測いーこまーすけいそく
- 購入・カート追加などEC専用のイベント計測。導入すると「どの集客からいくら売れたか」まで分析できます。
- 購入による収益こうにゅうによるしゅうえき高いほど良い
- eコマース計測で記録された売上合計。GA4上の数値なので、返品やキャンセルを含む会計上の売上とは少しずれることがあります。
- サンキューページさんきゅーぺーじ
- 購入・申込の完了後に表示されるページ。「このページに到達した=成果」として数える方法は、GA4の設定不要で手軽です(本ツールのCV地点設定で使えます)。
- マイクロコンバージョンまいくろこんばーじょん
- 最終成果の手前の中間成果(カート追加・会員登録・資料DLなど)。件数の少ない最終CVを補い、どこで離脱しているかを把握できます。
ページ・行動
- ランディングページ(LP)らんでぃんぐぺーじ
- ユーザーが最初に着地したページ。入口の第一印象がここで決まるため、よく見られるLPの改善は効果が出やすいです。
- エンゲージメント率えんげーじめんとりつ高いほど良い
- 10秒以上滞在・2ページ以上閲覧・キーイベント発生のいずれかを満たした「中身のある訪問」の割合。50%以上が一つの目安です。
- 直帰率ちょっきりつ低いほど良い
- エンゲージメントのなかった訪問の割合(=100% − エンゲージメント率)。低いほど良いとされますが、1ページで用が足りるブログ記事などでは高くても正常です。
- 平均エンゲージメント時間へいきんえんげーじめんとじかん高いほど良い
- 1訪問あたり、実際に画面を表示していた時間。タブを開いたまま放置した時間は含まれない「本当に見ていた時間」です。
- 離脱ページりだつぺーじ
- ユーザーが最後に見たページ。カートや入力フォームでの離脱が多い場合は、そのページに改善余地があります。
- スクロール(scroll)すくろーる
- ページの90%までスクロールすると自動記録されるイベント。記事が最後まで読まれているかの目安になります。
訪問者
- 新規とリピーターしんきとりぴーたー
- new=初めての訪問、returning=2回目以降。一般にリピーターの方がCVRが数倍高く、リピーター比率が高いサイトは「ファンが付いている」状態です。
- デバイスカテゴリでばいすかてごり
- mobile(スマホ)/ desktop(PC)/ tablet の別。スマホのCVRがPCより大きく低い場合、スマホでの使いにくさが売上機会の損失になっている可能性があります。
- 地域ちいき
- 訪問者の都道府県・市区町村。IPアドレスからの推定なので誤差があります。実店舗ビジネスでは商圏とのズレの確認に使えます。
計測・設定・トラブル
- (not set)のっとせっと多いと要注意
- 値が取得できなかったことを示す表示。どのレポートにも多少は出ますが、大量に出る場合は計測設定の不備が疑われます。
- データ保持期間でーたほじきかん多いと要注意
- 探索レポートで遡れる期間。初期設定は2ヶ月。14ヶ月に変更しないと前年比較ができません(無料・管理画面から変更可能)。
- Googleタグ / GTMぐーぐるたぐ
- 計測用にサイトへ埋め込むコード。GTM(Googleタグマネージャー)はタグをまとめて管理する無料ツール。正しく入っていないと計測そのものができません。
- タグの二重設置たぐのにじゅうせっち多いと要注意
- 同じ計測タグが2回入っている状態。PVやセッションが実際の約2倍に膨らみます。数値が急に跳ねたら疑ってください。
- しきい値しきいち
- Googleシグナル有効時、個人が特定されないよう少数のデータが非表示になる仕組み。「数値が合わない・行が消える」原因のひとつです。
- 参照元除外さんしょうもとじょがい
- 決済サービス(カード会社等)から自サイトへ戻ってきた時に、別の訪問として二重計測されないようにする設定。ECサイトでは重要です。
- BOTぼっと多いと要注意
- 人間ではないプログラムによるアクセス。GA4は既知のBOTを自動除外しますが完全ではなく、混入するとデータの信頼性が下がります。
主要指標のくわしい解説
- セッション =サイトへの訪問回数
これは何? ユーザーがサイトを訪れて操作した「ひとまとまりの利用」を1回と数えます。同じ人が朝と夜に来れば2セッションです。30分間操作がないと一度区切られます。
目安: 絶対的な良し悪しはありません。前の期間と比べて増えているか・どのチャネルが増減したかで見ます。
改善のヒント: セッションを増やす基本は「流入チャネルを増やす・太くする」こと。検索(SEO)・広告・SNS・メールのどこに伸びしろがあるかをチャネル別内訳で確認しましょう。
- 総ユーザー =訪れた人の数
これは何? 期間内にサイトを訪れたユーザーの数です。同じ人が何回来ても1人と数えます(ブラウザ・端末が変わると別ユーザーになる点は注意)。
目安: セッション÷ユーザーが「1人あたりの訪問回数」。1.5回を超えるとリピート利用が根付いてきているサインです。
改善のヒント: 新規獲得とリピート促進は打ち手が違います。「新規 vs リピーター」ブロックでどちらが課題かを先に見極めましょう。
- 新規ユーザー =はじめて来た人の数
これは何? 期間内に初めてサイトを訪れたユーザーの数です。サイトの認知拡大がうまくいっているかの目安になります。
目安: 新規比率(新規÷総ユーザー)はメディアなら高め・会員サービスなら低めが自然。急減した場合は集客施策の停止や検索順位低下を疑います。
改善のヒント: 新規が減ったら、まず流入チャネル別の前期比を見て「どの入口が細ったか」を特定するのが最短ルートです。
- エンゲージメント率 =ちゃんと見られた訪問の割合
これは何? 「10秒以上滞在」「2ページ以上閲覧」「キーイベント発生」のいずれかを満たしたセッションの割合です。旧GAの「直帰率」の逆に近い考え方です。
目安: 一般に60%以上なら良好、40%未満は要確認とされます(サイト種別で差があり、ブログは低め・ECや会員サイトは高めに出ます)。
改善のヒント: 低い場合は、広告や検索の訴求とランディングページの中身がズレていないか(期待外れ離脱)をLP別内訳で確認しましょう。
- 平均エンゲージメント時間 =1訪問あたりの滞在時間
これは何? 1セッションあたりでサイトが実際に画面に表示されていた時間の平均です(バックグラウンドのタブは含まれません)。
目安: コンテンツサイトで2〜3分あれば読まれている方です。ECやLPは短くてもCVしていれば問題ありません。
改善のヒント: 時間の長短そのものより「CVにつながる行動をしているか」が重要。時間が長いのにCVが無い場合は、迷わせている可能性もあります。
- キーイベント =成果(コンバージョン)の数
これは何? 問い合わせ・購入など、あなたが「成果」として指定したイベントの発生数です。GA4では旧「コンバージョン」が「キーイベント」に名称変更されました。
目安: 0件なら設定漏れの疑い大。まず健康診断の「CV設定」をチェックしてください。
改善のヒント: 成果の定義(何をもって成功とするか)はWeb解析の出発点です。最終CVと中間CVの2段構えにすると改善サイクルが回しやすくなります。
- セッションのキーイベント率 =訪問のうち成果につながった割合(CVR)
これは何? キーイベントが発生したセッションの割合です。集客の「質」を測る代表的な指標です。
目安: 問い合わせ系サイトで1〜3%程度が一般的な目安。ECの購入CVRは1〜2%前後、高額商材は1%未満でも normal です。
改善のヒント: CVRはチャネルごとに大きく違います。全体値ではなく「チャネル別・LP別のCVR」で良い集客と悪い集客を仕分けるのが定石です。
- 購入数 =eコマースの購入件数
これは何? purchaseイベントとして計測された購入の件数です。
目安: 前期比で見ます。セッション増と購入増が連動していない場合は、集客の質かサイト内導線に変化があります。
改善のヒント: 「どの集客から売れたか」まで見るのが次のステップ。流入元×売上のクロス分析が効きます。
- 購入による収益 =eコマースの売上金額
これは何? purchaseイベントに紐づく収益の合計です(通貨はGA4プロパティの設定に従います)。
目安: 収益=購入数×平均単価。どちらの変化で増減したかを分解して見ると原因が特定しやすくなります。
改善のヒント: 購入数が同じで収益が落ちたなら単価(商品構成・値引き)の変化。まず分解してから打ち手を考えましょう。